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特選ジャズアート
森上義孝 宮崎郁

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森下滋ギャラリー・ジャズ・コンサート
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そのコンサートは、森下滋のDawnという曲からはじまった。この曲は「ちがさきが好き!幼き日の憧景展」で会場にBGMで流していた森下滋のCD「TRANSMIND」の中の曲で、意味は「夜明け」ということらしい。森下滋は学生(慶応大)だった頃を含めて7年を茅ヶ崎で暮らした。そんな森下には彼の音楽を慕うファンが湘南に大勢いる。彼の音楽に魅せられたファンの集いが今回のギャラ・コンだった。

彼の曲の美しさは、彼のCDのオリジナルを含め、チャリー・ヘイデンやキース・ジャレット、チック・コリアへの傾倒をイメージさせる。いわゆる4ビートのジャズではなく、彼が自ら紹介した「ジャズ周辺の音楽」、ジャズというジャンルにとらわれず、「良い音楽」を演奏したいという彼の情熱が今回の宮野弘紀(ギター)、里美紀子(ヴァイオリン)というストリングスを意識した編成のライブを造った。

そんな彼の情熱は今回のコンサート、チャーリー・ヘイデンの「リベレーション・オーケストラ」やキース・ジャレットの「カントリー」、チック・コリアの「スペイン」にあわせ、アストラ・ピアソラの「リベル・タンゴ」等のダイナミックかつビューティフルな演奏に現れていた。もちろん「枯れ葉」や「サムデー・マイ・プリンス・ウェル・カム」など当夜演奏されたジャズ・スタンダードの曲もすばらしいが、里美のヴァイオリン、宮野のギターとの共演はやはり、美しさ、はかなさ、力強さをイメージさせる森下滋ミュージックだと思った。

彼等3人のさらなる飛躍を予感されるギャラリー・ジャズ・コンサートだった。アンケートの裏紙に書かれた落書きを最後に紹介しよう。「ゆく秋 ハスキーズのジャズに酔いしれり」(左亭)、たくさんのご来場ありがとうございました。

2002年 11月 2日 ハスキー 加藤信吾

森下滋
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