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特選ジャズアート
森上義孝 宮崎郁

   

live report  
BACK NUMBER 2004年 3月
白崎彩子・ギャラリー・ジャズ・コンサート
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2004年3月6日(土)、ニューヨークから白崎彩子が、CD「EXISTENCE」で共演したイタリア人ベーシスト、マルコ・パニシアとともにやってきた。ドラマーは、自己のトリオ以外に島津健一や金子英人等と共演しているベテラン、佐々木豊である。昨年、夏、ニューヨークからメールで、CD発売記念コンサートのお誘いがあった。さっそく買って試聴したCDが。「EXISTENCE」。そして9月ツアー横浜ジャズ・イズでお会いしてから半年、いよいよのギャラ・コンである。
ギャラリーは前日まで開催されていた〜手漉き紙に描く音の世界〜石原京子展の翌日で、獅子てんや、瀬戸わんや(ん!古い!)。「知的でエレガントな奏法と驚異のテクニック!」。友人の茅ヶ崎ジャズクラブのみなさんも絶賛する白崎のピアノ、それはCDの帯のとおりであった。
また、今回のツアーで特筆すべきは、白崎のピアノはもとより、日本では、まだあまり知られていないが、マルコ・パナシアというベーシストの高度のテクニックに裏打ちされたパフォーマンスが、日本各地で聴くことができることだろう。ジャズは、もはやアメリカ人のものだけではない。これはギャラリーで以前、ボストンから来日したピアニスト、バート・シーガーが語った言葉であるが、このイタリア人ベーシストのテクニックはピカ一。彩子のピアノや佐々木のドラムスにマルコのベースが入ると曲そのものが、水を得た魚のごとくいきいきとしてくる。マルコのベース・テクニックは今度の日本ジャズ・ツアーで、まちがいなくファンに高い評価を得ることであろう。まさに阿吽の呼吸であった。
コンサートは1部、セロニアス・モンクのエビデンス、デイジー・ガレスビーのコン・アルマ、そして、CD挿入曲レニー・トリスターノのレニーズ・ペニーズ、彩子が遠くニューヨークから、故郷日本を思って作曲したファー・アウェー、タイトル曲イグジスタンス、20分の休憩の後はスタンダードの名曲、フィニアス・ニューボーンのシュガー・レイクをはじめ、アイ・リメンバー・ユー、ヒヤーズ・ダット・レイニー・デイ、ボディ・アンド・ソウル。チェロキー等が演奏され、アンコールは茅ヶ崎ジャズクラブのSさんの一声エアジン!これできまった。
ハスキーズギャラリーのジャズ・コンのコンセプトは「東京や横浜でもめったにきけない優れたジャズ・ミュージシャンを茅ヶ崎に招聘し、みんなで楽しもうよ」である。今回のコンサートはそのスローガンに違わない、クォリティの高いコンサートであった。日本を代表する国際派ピアニスト白崎彩子に栄光あれ!

2004年 3月 5日 ハスキー 加藤信吾

白崎彩子
↑白崎彩子



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