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特選ジャズアート
森上義孝 宮崎郁

   

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ジーン・ディノヴィ ギャラリー・ジャズ・コンサート

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明日からの小池清文油彩画展の飾り付けも終わった、土曜日の午後、ジャズピアノの詩人ジーン・ディノヴィが茅ヶ崎にやってきた。昨年に続き二度目の来日である。来日初日の茅ヶ崎は、ちまたに赤とんぼが飛び交う季節であった。ピアノ、ジーン・ディノヴィ、ベース、ニール・スウインソン、ドラムス、じょー・ラバーベラ、このスーパージャズトリオの来茅は、まさに茅ヶ崎のジャズの歴史に残る一夜であった。一部は、事前にリクエストのあったpoint of no returnをはじめ、Veronica、Once upon a time、Canadian Sunset、そして、二部はCome fly with me、So in love、そして友人宅で見た「月下美人」に感動して作曲したというFlower of the night等が演奏された。そして惜しみない拍手に答えて、ディノヴィがアンコールで演奏した曲は、Golden earings、Red Dragon flyであった。Red Dragon fly、山田耕筰が作曲した「赤とんぼ」である。この曲は来日直前の9月21日リリースされた新CD「赤レンガ倉庫コンサート」のライナーノートに、プロデューサーの上不三雄氏は「“赤とんぼ”をディノヴィが初めて知ったのは、ベーシスト、ドン・トンプソンからだった。また茅ヶ崎にあるハスキーズギャラリーのオーナー加藤氏によると、かつて茅ヶ崎に住んでいた作曲家、山田耕筰が、東京へ通う電車の中で作曲した曲だという。いずれにしても、ディノヴィの原曲を活かしたアレンジは抜群で、原曲と同じか、あるいはそれ以上の郷愁を、われわれはカナダに住む76歳のピアノの詩人から、あじあわせてもらうことができる」と書いているが、まさにジーンとくる瞬間であった。ディノヴィのジャズは三拍子を大切にするジャズですねと語ったお客様がおられたが、メロディの美しさを大切にするディノヴィのジャズは、三拍子の名曲、赤とんぼを見事にアレンジし、ジャズの名演奏として、長く日本、いや世界のジャズファンに語り継がれるにちがいない。

2004年 10月 7日 ハスキー 加藤信吾

ジーンデノヴィ
↑ジーンディノヴィ

 

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