BACK NUMBER　2004年　11月
田辺充邦 ミーツ 藤井寛
ギャラリー・ジャズ・コンサート

良く歌い、そしてリズムにのって良く語るギタリストの田辺充邦。彼が2004年6月に「Bernys Tune」をリリースした。ギターの名手バーニー・ケッセルを心から敬愛する田辺充邦らしいネーミングであろう。
当初、彼のトリオに、CDのトロンボーン奏者をと、お願いしたところであったが、超多忙で、田辺が推薦するヴィブラホーン奏者藤井寛となった。ギターとヴィブラホーンて梅干しとご飯の関係かな？なんちゃっておもっちゃいました。蓋を開けてみると予想どおり、ギター田辺やベースの小西忠哲、ドラムス井川晃のプレイにすばやくインター・プレイで反応する藤井のヴィブラホーンはまさに名手の域だった。ライブはCDの中の曲、Bewithed,over drive等に、藤井のヴィヴラホーンをフューチャーした、My and only love、バクス・ワークス、スロボ？ン、意味は？スローボート・チャイナじゃなく、スロー・ボサノヴァの「酒腹」？ん「酒とバラの日々」ね。そして十八番Bernys Tune、星に願いをだれにもわかりやすいスタンダードをスインギーに演奏して、アンコールは「朝日のようにさわやかに」でしめくくった。さすがスコット・ハミルトンやハリー・アレン等一流のジャズ・ミュージシャンと共演をかさねている田辺ならではのライブであった。

2004年　11月　13日　ハスキー 加藤信吾

↑田辺充邦