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特選ジャズアート
森上義孝 宮崎郁

   

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BACK NUMBER 2005年 7月
川嶋哲郎4 ジャズ・コンサート

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7月9日土曜日、まだ梅雨はあけない。ライブがはじまる1時間前より、曇り空は本格的に降り出してきてしまった。今日はSJ誌テナー・サックス部門人気ナンバー1の川嶋哲郎の3度目の来茅コンサートである。
最初は2001年8月の「福井五十雄3+川嶋哲郎」2度目は2002年2月の「アキコ・グレース4」であった。いずれも当方HPのライブ・リポートに掲載済みですので、御用とお急ぎでないジャズ・ファンはご一読願いたい。
当日、川嶋(TS)の外、中村真(P)、荒巻茂生(B)力武誠(DS)の4人は午後4時に入り、熱心なリハの後、ライブを予定どおり6時30分にスタードでこなした。
雨にもかかわらず、50名を越すお客様の前で最初に演奏した曲は「流氷」。この曲は今はなき日野元彦氏(トコさん)作曲で、2曲目の「ニューグス」ともどもパワフルな川嶋のテナーが印象的だった。3曲目は彼のCD「天元〜鏡花水月」から「見上げてごらん空の星を」情緒たっぷりに演奏しお客をぐいぐい川嶋テナーの世界に引き込む。1部最後はスイート・メモリー。 テナー、ソプラノ両サックスを器用に持ち替え、オリジナル曲を含め1時間の熱演であった。
2部は最初は中村のPと川嶋TSデュオによる「この道」、この曲やはりCD「天元〜鏡花水月」挿入曲で、今年茅ヶ崎ゆかりの大作曲家山田耕筰氏の没後40年にあたることから、ぜひにとお願いしていた曲であった。感激!童謡をジャズ・イデオムで演奏すること。これはジャズがまさに日本人に受け入れられた証明だと筆者は思う。この後、ベースの荒巻のリードによるオリジナル。いいね昨年ボブ・ロックウエル以来だが、やはり彼は日本を代表するベーシストだ。後半1時間、カルテットの面々は小生にウーロン茶を所望しながら、汗ダクで、まさにお客様が満足のゆくジャズを演奏してくれた。七夕の土曜日、どしゃぶりの雨、当日の川嶋4の演奏は、ジャズをこよなく愛するお客様へ、なによりのプレゼントになったに違いない 。

2005年 7月 9日 ハスキー 加藤信吾

川嶋哲郎
↑川嶋哲郎

 


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