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特選ジャズアート
森上義孝 宮崎郁

   

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BACK NUMBER 2006年 3月
小林陽一クインテット・ジャズコンサート

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ハード・バップ・スピリッツを胸に、日米両国を30年間疾駆し続けた希代のジャズドラマー小林陽一による当夜の演奏は、彼のクインテット結成30周年記念盤「カルチャー・ショック」リリースを記念するものであった。春休み最初の土曜日、お彼岸ということもあり、道路はどこも満杯、集合時間の午後4時になっても、リーダーの小林しか来ておらず一時はどうなるかとハラハラしたライブであった。おまけにベースの嶋友行が、その責任感からか慌てて、足に大怪我をするというハプニングもあり、演奏はいつもより20分間遅れてスタートした。
1stステージはご当地のラッパ松島啓之をフューチャーしたリー・モーガンのTerrible T、服部義満のクリフォード・ジョーダンを思わせるTSとのコラヴォレーションはスリリングかつホットだ。Ballad,close your eyes、そしてリーダー小林のオリジナル、カルチャー・ショック、いずれもクインテットの醍醐味を感じさせる迫力のある演奏に拍手。
2ndステージ特筆すべき曲は、welcome、小林のドラムスとベースの嶋がニューオリンズのリズムで、ピアノの三木成能、TP、TSを駆り立てる。そこぬけに楽しいニューオリンズっぽいジャズのノリノリの曲にお客様は大満足。スタンダード・チューンのニカズ・ドリーム、ブルームーン、そして最後はフォーブス・サンバで終わった。ミュージシャンは体が命。ベーシスト嶋は根性でこのライブを乗り切ったがひとりでは階段を降りられない重傷に。宿命ともいえるミュージシャンの仕事の厳しさを見せつけられ、彼の怪我の早期回復を願わずにはいられなかった。

2006年 3月 18日 ハスキー 加藤信吾

小林陽一
↑小林陽一クインテット

 


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