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特選ジャズアート
森上義孝宮崎郁

  

live report 

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小山太郎4 ジャズコンサート

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2月9日(土)、当日夜間、雪が降るという予報は1週間前からテレビ等で流されていた。わがギャラリーのジャズファンは高齢者が多く(失礼)、また1週間前の雪でも交通機関がストップした経験から、当日までにキャンセルがいくつもあった。(特に、遠方、東京のお客様に多かった)「しょうがないや。」あきらめ顔で天を仰ぐ。しかし日頃のおこないが良いせいか、ライブ当日はみぞれまじりの雨ですんだ。ライブの熱気もさることながら、外に目をやると、テラスに降り注ぐみぞれまじりの雨がライトに照らされる風景は妙に幻想的でいいもんだ。
小山太郎4、もとナベサダのレギュラードラマーだった彼を筆頭に、近藤和彦(AS)、田中裕士(P)、井上陽介(B)。「ギャラリージャズコンサートは、常に最高のレベルをお客さんに聴かせたいので、レギュラーメンバーでね」という主催者サイドの「お願い」で実現したライブである。内容は悪かろうはずがない。ライブの印象は、リッチー・バイラークの「エルム」、チコ・ハミルトンを思わせる小山の幻想的な「ブルー・サンズ」が特によかった。また田中のオリジナル「ザ・レア・ムーン」、「ラ・ソンリサ」は曲の美しさに、レベルの高さが際立った。小山のオリジナル「テール・ツー・ノーズ」は特にかれがF1ファンであったことから、レース・カーの真剣勝負の駆け引きを表現した心地好いビート、圧倒的パワーのドラミング、そして飛び散る汗もものともしない井上陽介の高速ベース・ソロにより、よりスリリングでエキサイティングな曲として演奏された。ライブは他に色気のあるアルト近藤和彦をフューチャーしたスタンダードの名曲「オール・ザ・スイングス・ユー・アー」「アイ・ラブ・ユー・ポギー」、「テイク・ファイブ」等が演奏された。テイク・ファイブは、ポール・デスモンド作曲では5/4拍子だが、ライブでは田中裕士が、より躍動感あふれる6拍子にアレンジし、ライブ後のアンケートでも好評であった。
いよいよライブが終わると確定申告の季節。憂鬱なこの時期に、せめてこの素晴らしいライブが企画できたことが私の埃、ん?誇りである。

2008年 2月9日 ハスキー 加藤信吾

小山太郎4
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