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特選ジャズアート
森上義孝宮崎郁

  

live report 

BACK NUMBER 2008年 8月
安井さち子 ジャズコンサート

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北京オリンピック真っ盛り。柔道で初の金メダルが確定した8月10日、安井さち子がやってきた。しかもM&Iでの三枚目のアルバム、ニューヨーク録音のCD発売記念ライブである。昨年夏、安井はジーン・重村(DS)と初来茅。彼女のオリジナル、JACK-IN-THE-BOXをギャラリーで初演し、ニューヨークへ旅立った。今年3月、彼女のニューCDの選曲に、その曲を発見し、縁を感じての今回のブッキングであった。そんな湘南のジャズファン待望のライブは、毎日水銀柱が30度を越す暑さ、北京オリンピックのハンデの中おこなわれたが、熱心なさち子ファンは湘南にも多数いた。14:00、ドラムス ジーン重村、自宅で柴犬を飼っているというベース高瀬裕、そして安井が集合し、入念なリハの後、いよいよライブは開始。最初の曲はコール・ポーターの名曲、NIGHT AND DAY、そして暑い夏はボサノバ、THE DOLPHIN、そして彼女のオリジナル、トワイライト・エクスプレス、このタイトルの急行、実際、大阪−北海道を運行しているという。彼女自身も作曲が終わってから知ったということだが、夕暮れの大草原を走る列車のごとく美しくもロマンチックな安井らしい曲だった。そしてご存知マル・ウォドロンのレフト・アローン。哀愁を帯びたピアノ・タッチに観客は感動。15分休憩の後、2部は1部同様、コール・ポーター作曲のLOVE FOR SALEから始まり、彼女のオリジナル3曲、MOONRIZE,SAIGON(仮)、ベター・サンクス(仮)でその日のライブは終了した。
ジャズ評論家の岩浪洋三氏は「彼女の演奏には、いつもスイング感があり、それが聴くものを心地好くさせてくれる。いつまでも彼女のピアノの世界に浸っていたい気持ちになってしまう。」とライナーノートで書いているが、「いつまでも聴いていたい」そんな気持ちを、ライブに来られたお客様すべてに思わせるほど、ホスピタリティ、サービス精神をもちあわせたジャズ・ミュージシャンに成長した安井さち子。またいつかブッキングしたいミュージシャン安井さち子。今度ギャラリーに来るときは、どこまで成長しているのだろう?

2008年 8月10日 ハスキー 加藤信吾


↑安井さち子


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