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特選ジャズアート
森上義孝宮崎郁

  

live report 

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小橋敦子 ジャズコンサート

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小橋敦子 5歳の時にクラシックピアノを習い、幼少の頃より作曲や即興演奏に親しんだ才人である。現在オランダに居をかまえる小橋だが年数回里帰りするという。そんな希少な今回のハスキーズギャラリーライブは2005年12月リリースのアムステル・デライトというCD挿入曲中心におこなわれた。数少ない彼女のレギュラートリオの演奏ということで東京、埼玉、千葉と、遠方のお客様も多かった。演奏曲はGNGUからはじまった。意味は彼女いわくガールズ・ネバー・ギブアップだそうな。結婚し、2人の子どもを育て、異国に暮らすなかで、それでもピアノは捨てない!彼女の強烈な意志のあらわれか?わたしもジャズをブッキングすることを生業としており、彼女の音楽に対する姿勢に真に共鳴するものがあった。そしてヨーロッパの哀愁を感じさせる演奏曲の数々、恩師ステーヴ・キューンのプレイを感じさせるスター・アイズ、AFL、ステラバイスターライト、そしてデルフト イン ブルー。デルフトとはオランダ現代絵画の巨匠達に少なからず影響を与えた美しい街である。かの地をイメージした曲を弾く小橋のピアノプレイは、聴くものをかの地の街角へと誘う。彼女のピアノプレイをささえるベース春日井真一郎、ドラムス村田憲一郎の演奏はより一層美しくも哀愁を漂わすヨーロッパの街角を想起させる役割を担うのか?4月22日、彼女は今をときめくヨーロピアンジャズトリオのベーシスト フランス・ヴァン・デル・フーヴェンと彼女にとって2枚目のアルバム アムステル・モーメントをリリースするようだが、当夜にこのCDができあがっていれば完売間違いなかったことが悔やまれる。ステーヴ・キューンはアムステル・デライトに「彼女の演奏と作曲はすばらしく一聴に値する」と賛辞している。またぜひ、湘南のデルフト、茅ケ崎で彼女の演奏を聴きたいものである。

2009年 3月29日 ハスキー 加藤信吾


↑小橋敦子


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