BACK NUMBER　2013年　2月
納谷嘉彦4　ジャズライブ・リポート

インフルエンザの流行か？やはり2月は客入りが少ない。名古屋より来茅するピアニスト納谷嘉彦のライブであるならもっと観客をよべたのではないか。ライブ終了後の正直な感想であった。昨今はジャズはCDで聴いて、自ら演奏を楽しむファンが多いという。そうであっても、はやりプロと呼べるミュージシャンのすぐれた演奏を生で聴く、アドリブの楽しさを演奏者、観客で共有する。その楽しさはライブでなければ味わえないはずだ。ジャズをBGMとして聴く。それはそれで、ひとつの音楽の聴き方かもしれないが、ジャズの音とはこれからなにがおこるかわからないという可能性にぞくぞくしながら、プロの演奏を聴く楽しさにあると思う。ぜひギャラリーのジャズファンには、その醍醐味を味わっていただきたいと思う。
当日はピアノ納谷嘉彦、ベース俵山昌之、ボントロ駒野逸美のオリジナルもよかったが、特筆すべきはジョン・ルイス作曲の「ジャンゴ」。この曲、映画「真夏の夜のジャズ」のチコ・ハミルトンではないが、山田玲のマレットの絶妙の打音からはじまり、ピアノ、ベース、ボントロがまるで創作ダンスのようにからみあい、ジプシーダンスの哀愁を帯びた音に変化していく。まさに納谷嘉彦4がつくりだした銘演奏だったと思う。

2013年　2月3日　ハスキー 加藤信吾

↑納谷嘉彦4

・・・2013 Live Report
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●2013年　2月　納谷嘉彦4
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●2031年　4月　松島啓之3
●2013年　4月　高澤綾
●2013年　5月　村田浩